紹介屋にはご用心!

みなさんは、「紹介屋」という業者が存在することはご存知でしょうか。

いわゆる「紹介屋」とは、手数料を取って、借入れ出来る消費者金融等を紹介している業者のことを指します。

しかし、紹介するといっても、実際は何の口利きもしていません。
ただ、審査が比較的甘いと言われている、中小規模の消費者金融に申込みをさせて、借入れ出来たら、手数料を頂戴するといったシステムになっています。

このように、かなり単純な手口ですが、「紹介屋」は、かなり昔から、キャッシング業界にはびこっています。

「紹介屋」の主な特徴は以下のようなものです。

①自社では、最初から融資するつもりはなく、申込客に他の金融会社や、時には債務整理を勧めて、弁護士・司法書士事務所を紹介して手数料を頂く。

②自社でも貸金業の看板を掲げて、広告宣伝を行っている会社も多い。

③紹介先が金融会社の場合は、全く関係ない会社のケースが多いが、弁護士・司法書士事務所の場合は最初から結託しているケースも多い。

「自分はそんなおかしな業者にひっかかることはない!」

と自信がある人も多いと思いますが、実は、最近の紹介屋の手口は巧妙で、知らず知らずのうちに、ひっかかっていることも多いのでご用心です。

ライターから一言
知名度の高い大手なら問題ありませんが、ネット広告をしている中小業者の中には、「紹介屋」も混在しているので注意が必要です。
しかし、ちょっとしたポイントさえおさえれば、「紹介屋」は素人でも判別出来るようになります。
記事を見てポイントをおさえておきましょう。

 

【過払いブームが紹介屋を変えた】

かつての紹介屋は、借入れしやすい消費者金融を紹介するタイプが主流でした。

この場合、本当は何の口利きもしていないのに、手数料を申込者が負担させられたり、時には、

「信用情報をきれいに復活させるため、一旦、借入れしたお金を、全額ここの口座に振り込みして下さい。」

などと、もっともらしい理屈をつけて、借入れしたお金を全て奪い取られてしまうケースもありました。

このようなケースは、申込者も、比較的早い段階で詐欺に気付きますし、申込者自身、被害にあったという自覚がありました。

しかし、最近は、消費者金融よりも、むしろ、弁護士・司法書士の紹介をする紹介屋の方が主流になってきています。

そして、弁護士・司法書士を紹介する場合は、紹介手数料は、申込者からではなく、結託している弁護士・司法書士からもらうケースがほとんどです。

つまり、客からしてみれば、被害といっても、

「キャッシングしようと思って、消費者金融に申込みをしたら、なんだか知らないうちに債務整理をすることになってしまった」

といった程度のことになります。

このケースは、実質的にお金を騙し取られたということもなく、被害にあったという自覚すらないことが多いのも特徴です。

消費者金融の債務整理は、比較的、簡単なわりに報酬も高いので、いまだ、弁護士・司法書士にとっては、うま味のある商売とも言えます。

しかし、弁護士、司法書士も、テレビCMなど、広告宣伝に費用をかけないと、債務整理の依頼は舞い込んできません。

このため多重債務を集客する方法として、「実質、ほとんど融資をしていない消費者金融会社」を窓口にしていることが多いようです。

また、「ヒアリングの結果、返済不能と思われる多重債務に対して、弁護士等に相談するようアドバイスした」ということは、行政等にも、十分、大義名分が立つことなので、ますますトラブルは起きにくいということが言えます。

 

【紹介屋の見分け方】

しかし、実質的な被害はあまりなくても、このような手口は、「本来の目的を伝えないで集客して、別の契約に誘導する」といった行為であり、悪質なことは間違いありません。

そして、このような「紹介屋」と思われる貸金業者は、実は、貸金業登録を行っている、「正規登録業者」の中にも結構存在しているのでやっかいです。

本当は、実際の社名を挙げて、糾弾したいところですが、紹介屋と断定して公表することまでは出来ません。

そこで、今回は、紹介屋の見分け方のポイントを下記に記しておくので参考にして下さい。

① おまとめローンを売りにしている

小口融資ではなく、おまとめローンを売りにすることで、多重債務者に絞って集客しています。

② 振込みではなく、来店融資を勧めてくる

かなり遠方からでも来店させて、直接、囲い込んで説得しているようです。
一応、それっぽいカウンセリングを行いますが、結局融資はしてもらえません。
そのうえで、「融資出来ないが、借金の負担を軽減させるために信頼できる弁護士を紹介する」と話を切り出すのが常套手段です。

ネット上で、このような、口コミ評判がある会社は、要注意です。

投稿者プロフィール

ShibataMasaru
ShibataMasaru金融専門記者
自らもかつて貸金業に従事。現在は金融情報専門のライターとして精力的に情報の収集及び当サイトを含め多数のサイトで執筆を担当。

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