カードローンの繁忙期は借入れしやすいか

カードローン会社の繁忙期としてまずあげられるのは、3月です。
このことについてはどの会社も異論はないでしょう。
この時期、世間では、新年度、新学期に向けて、何かと物入りとなるので、キャッシングの申込みは集中することになります。
次いで多い月は、業界経験者に聞いても、4月、5月と言われたり9月と言われたり、あまり定かではありません。この辺りは、その年の各社の広告宣伝状況等にもよるといったところでしょう。

また、一般的に申込みが多い繁忙期は、カードローン会社も貸出しを強化することが多く、申込みするのには良い時期と言われています。
確かに、貸出残高は他の時期より上回るので、一見そのような解釈も出来るようにも思われますが本当でしょうか。それ以外の時期は繁忙期に比べて借りにくかったりするのでしょうか。
今回は、この辺りを検証してみたいと思います。

ライターから一言
カードローンは「繁忙期」や「閑散期」によって借りやすさが変わってくるのでしょうか。
実際のデーターを基に分析してみました。

 

 【検証方法】

申込みの繁忙期や、借入れしやすい時期については、カードローン会社の月ごとの申込み件数と貸付け件数をチェックすることで見えてきます。
このような時、上場している大手の公式ホームページには、決算やデーターが公表されているので参考になります。
会社によってデーター集計内容や書式は様々ですが、中でも大手S社のデーターは月ごとの集計で比較しやすく、今回、参考にさせていただきました。
以下は、そのデーターを基に集権した表になります。

※2015年度

※2016年度

 

【繁忙期は】

大手S社を例にすれば、繁忙期は、3月と5月ということになります。
意外なのは、筆者も3月、4月、5月は繁忙期という認識でしたが、4月は、若干申込みが落ち込み、5月にまた復活するという傾向になっていることでした。
また、世間のイメージほど9月の申込み件数はそれほど多くないこともわかります。
逆に、12月、1月という年末年始の時期は、閑散期ということになります。
もちろん、その年によって多少の差はありますが、このような傾向は概ね毎年変わらないでしょう。

 

【承認率の傾向】

借りやすい時期を数値で検証するには、承認率が目安になります。
承認率は、単純に、申込み件数に対して承認した件数の割合を%で示したもので、この数値が高い月ほど、承認されやすいということが言えます。
さて大手S社のデーターを見てみると、以下のような結果になっています。
●2015年度:9月、10月、11月、3月が承認率44%超で比較的高い。
●2016年度:承認率44%超は、6月、8月しかなく、全体的に2015年度より低い。
このように確かに、承認率が高い月もありますが、シーズナルパターンと言うような法則性はなく、その年の各社の営業戦略によるところが大きいと思われます。
また、“繁忙期の3月、5月は、必ずしも承認率も高いわけではありませんし、閑散期の12月、1月も必ずしも承認率が低いわけではない”ということがわかります。

 

【申込みはいつすれば良いのか】

このようなデーター検証からも、カードローンのキャッシンは、借入れしやすい時期というのはパターン化しておらず、申込者は、業界の繁忙期、閑散期などはあまり気にせず、自分自身のタイミングで申込みをすれば良いということが言えるでしょう。

投稿者プロフィール

ShibataMasaru
ShibataMasaru金融専門記者
自らもかつて貸金業に従事。現在は金融情報専門のライターとして精力的に情報の収集及び当サイトを含め多数のサイトで執筆を担当。

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