キャッシングにおける健康保険証の格付け

キャッシングの申込み時に本人確認書類として、健康保険証の提出を求められることがあります。(運転免許証の交付を受けていない人がその代わりに提出を求められることが多いようです。)
日本は国民皆保険制度なので、国民はなんらかの健康保険に加入をしていることになっています。そのため、通常であれば、どなたも健康保険証は持っているということになります。
中には、保険料滞納などで、実質、無保険状態になっている人もいるかもしれませんが、そのような方は、原則、キャッシング審査の対象外になります。

健康保険証には様々な種類があり、どの保険証を持っているかは、各個人の属性によっても異なります。
キャッシング審査では、健康保険の種類によって、ある程度ランク付けがされていることがあります。(オートスコアリングでは健康保険証の種類によって加点される点数が変わることもあります。)
今回は、代表的なものに絞ってですが、保険証の格付けについて解説してゆきたいと思います。
もちろん、このようなランキングは、筆者のキャッシング業務経験によるもので、各キャッシング会社によって多少の違いはあるかもしれません。しかし、あたらずと雖も遠からずといったところでしょう。

 

【健康保険証の格付け】

第1位:共済保険

共済組合とは、公務員や私立学校教職員(その家族)を対象とした社会保険組合です。それらの職業は比較的、高収入で安定しており、長年、勤め上げれば、かなりの額の退職金も見込めます。
そのためキャッシング審査での評価はかなり高くなります。
共済保険に加入をしていることは属性の高い証でもあります。

第2位:組合保険

健康組合の設立には、常時700人(共同設立の場合は3,000人以上)の従業員が必要です。
このため、組合保険には、主に大企業やそのグループ企業の社員(その家族)が加入しています。
もちろん、このような属性の方はキャッシング審査で評価が高いのは言うまでもありません。

第3位:協会けんぽ

全国健康保険協会が運営する健康保険の通称を「協会けんぽ」といいます。
かつて社会保険庁が運営していた名残もあり、一般的に「社会保険」と言えば、この「協会けんぽ」のことを指します。
加入者は主に中小企業で働く従業員(その家族)になります。

第4位:国民健康保険

自営業者や会社を退職した方など、職場の健康保険の適用を受けない方が加入する保険で各市区町村が運営しています。
キャッシング審査では、安定収入の「サラリーマン」の評価が高く、自営業者やフリーの方の評価はあまり高くありません。このため国民健康保険の評価もあまり高くありません。

※その他、健康保険には、船員保険、後期高齢者医療制度などもあります。

 

【記号番号は指定信用情報機関で共有される】

各健康保険証には、「記号番号」があります。

この記号番号は、キャッシング会社に健康保険証を提出して融資を受けた場合は、住所、電話番号、運転免許証番号などと共に、指定信用情報機関に合わせて報告され、その情報は共有されることになります。
キャッシング会社は、指定信用情報機関を照会することで、そこで共有されている健康保険証の記号番号などの情報と、審査時に提出を受けた健康保険証の記号番号をつき合わせて、不審点がないかをチェックしています。(もちろん、住所、電話番号、運転免許証番号などの情報のつきあわせも行われています。)

 

【審査の合否に影響はない?】

今回、健康保険証の格付けについてまとめましたが、実際にキャッシング審査の合否に大した影響があるとは考えられません。
せいぜいオートスコアリングの加点において、若干の差が出て、融資限度額に多少の変化があるかもしれないといった程度でしょう。
また、実際の与信判断は複合的な要件で決まるので、共済保険の人でも国民健康保険の人より融資限度額が低いといったことも十分有り得ます。
あまり神経質に気にする必要はないので、安心して下さい。

投稿者プロフィール

ShibataMasaru
ShibataMasaru金融専門記者
自らもかつて貸金業に従事。現在は金融情報専門のライターとして精力的に情報の収集及び当サイトを含め多数のサイトで執筆を担当。

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