キャッシングの増額について

キャッシングを利用してしばらくすると、「増額」として利用限度額を広げることが可能になる場合があります。
キャッシング会社は、通常、新規顧客に対しては、利用限度額を本来適正だと思われる額より低めに抑える傾向があります。いわゆる「様子を見る」といったところです。
そしてしばらく取引して、問題なさそうと判断出来れば、適切な利用限度額まで増額するといった対応をとります。
増額可能となるにはどのくらい利用すれば良いか明確な基準が公表されているわけではなく、曖昧なところもありますが、どの会社でも少なくとも、初回融資から3カ月以上(出来れば半年以上)の返済実績は必要でしょう。
増額は先方から、営業電話が入る場合もありますが、こちらから申込みをすることも可能です。
今回は、キャッシング会社の増額についてまとめてみました。

【増額審査のポイント】

キャッシングの増額審査でのポイントは、「安定性」です。具体的には、「返済実績」、「負債額の推移」「生活状況の変化」の3項目が特に重要視されます。

①返済実績

「返済実績」とは、遅れることなく、きちんと期日返済をすることが出来ているかどうかということです。
まず、キャッシングの審査では「返済遅れ」に対してかなり厳しい判断をされることは覚えておいたほうが良いでしょう。
この感覚は、ショッピングでよくある、残高不足などによる引き落としエラーの対応と比べてもかなりシビアです。
返済が遅れている人に対して督促する場合でも、キャッシングの督促は、ショッピングの督促に比べて、厳しいものがあります。
キャッシングをするうえで、返済遅れは、それだけご法度なのです。
わずかな日数でも毎回のように返済が遅れていたり、直近半年以内に10日を超えるような返済遅れがあった場合は、審査はなかなか通過しません。
ついつい忘れていたということは通用しないのでご注意ください。

②負債額の推移

「負債額の推移」とは、顧客の借入額の推移のことです。
キャッシング会社は、取引中の顧客に対して、定期的に指定信用情報機関を利用した借入額調査を行っています。その頻度は、会社によっても違いますが、リボルビング契約で取引している顧客には、少なくとも3カ月に1回以上の調査が義務付けられています。
このため、キャッシング会社には、顧客の総負債額がどのような推移で、増えたり減ったりしているかのデーターの蓄積があります。
この負債額の推移をチェックした時に、短期間で極端な負債増加がある場合は、リスクが高いと判断されます。
逆に、総負債額が多くても、極端な増加がないほうが安定していると判断されます。
また、増加だけではなく減少もポイントです。
一度に何百万単位での大きな負債減少があれば、身内などによる清算があった可能性が高く、警戒されることになります。
負債増減の推移は、緩やかな方が安定していると見なされて、審査には有利になります。

③生活状況の変化

その他、生活状況の変化もポイントになります。
直近で、引っ越しや転職があれば、安定性を欠くことになるので、増額は見送られる可能性が高くなります。

【100万円以上の増額は金利面でもメリットがある】

このように増額審査は安定性が非常に重要なポイントになりますが、このポイントをクリアすれば、100万円を超える高額の与信判断が出ることも少なくありません。
もし、100万円を超える与信判断が出た場合は、必要なくても契約すれば、金利の面でもメリットがあります。
キャッシングの上限金利は以下のようになっています。
・元本10万円未満・・・年率20%
・元本10万円以上100万円未満・・・年率18%
・元本100万円以上・・・年率15%
このため利用限度額100万円以上で契約した場合は、適用利率が15%以下に下がることになります。
通常、キャッシング会社はこの上限金利ギリギリで営業していることが多いので、多くの場合、今まで適用されていた金利よりも低い金利で取引出来ることになるからです。
(但し、金利を引き下げるためには、実際に100万円以上の金額の引き出しを必要としている会社が多いので、詳しくは各キャッシング会社に確認をして下さい。)

投稿者プロフィール

ShibataMasaru
ShibataMasaru金融専門記者
自らもかつて貸金業に従事。現在は金融情報専門のライターとして精力的に情報の収集及び当サイトを含め多数のサイトで執筆を担当。

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