クレジットヒストリーは重要です

キャッシングの審査で、指定信用情報機関を利用した返済能力調査が行われていることは、ご存知の方も多いと思います。
キャッシング会社は、この指定信用情報機関に照会することで、申込者が利用しているクレジットやキャッシングの、負債額、返済額、返済状況(延滞の有無など)の情報を把握することができます。
このような、他社での利用状況や返済履歴は、「クレジットヒストリー」と呼ばれてキャッシング審査では非常に重視されています。

 

ライターから一言
クレジットヒストリーは審査の最重要項目です。
これがあるからこそ、一見の客へ短時間での融資が出来るんだ。

 

【各信用情報機関の特徴】

キャッシング審査で利用される信用情報機関は、主に以下の3機関です。
●(株)日本信用情報機構(JICC)
・・・主に消費者金融などの貸金業者が会員
●(株)シー・アイ・シー(CIC)
・・・主に信販会社、クレジット会社などの割賦販売業者が会員
●全国銀行個人信用情報センター
・・・一般社団法人全国銀行協会が設置、運営しており、銀行、信用金庫、農協などが会員

各キャッシング会社によって、加盟している情報機関は違いますが、大まかなイメージは、
①銀行カードローン(全国銀行個人信用情報センターJICCCICのどちらか、もしくは両方に加入。)
②大手消費者金融(JICCCIC両方に加入している会社が多い。)
③中小消費者金融(JICCのみに加入している会社が多い。)
といったところでしょう。

また、この3機関はそれぞれ情報交流をしていますが、全ての情報を共有しているわけではありません。
例えば、JICCとCICは貸金業者からの借入れ残高などの情報共有はしていますが、ショッピングクレジットなど割賦販売業者の情報は、基本CICが保有しており、JICCには共有できていません。(JICCに加盟している割賦販売業者の情報はJICCで確認できます。)
また、返済履歴の表示方法も、JICCが、過去12カ月分の延滞日数を月ごとに表示しているのに対して、CICは過去24カ月分の入金を、「請求額の入金があった」、「請求額の一部入金があった」、「未入金」などで表示しているなど、表示方法にも違いがあります。

このように、各信用情報機関によって表示方法や表示する負債の種類に違いはあるにせよ、キャッシング会社が指定信用情報機関を照会することで、申込者にどのくらい借入れがあり、きちんと返済出来ているかどうかが把握されることになります。

 

【他社での返済履歴が評価される】

この指定信用情報機関を利用した調査で、他社の返済が滞っていたり、毎月の返済が遅れがちという事実が判明した場合は、キャッシング審査を通過することは非常に難しくなります。
しかし、他社での借入れ実績が審査に有利に働くこともあります。
毎月、遅れなく、請求された額の返済を続けていることは、キャッシング会社にとっては、かなりの安心材料です。
負債は少ないが返済が遅れがちの人よりも、多少、負債が多くても返済が遅れていない人の方が、審査では有利になります。
このように、現在、利用中の返済を遅れなく続けて、きれいなクレジットヒストリーを作ってゆくことは、新たにキャッシングを申込む際のアプローチにもなります。

【スーパーホワイトはキャッシング初心者とは限らない】

クレジットヒストリーは、キャッシングの利用をしていなくても、最近では携帯電話を分割購入しただけでもできるのでほとんどの人にあります。
ただし、まれに、全く、クレジットヒストリーがない、「スーパーホワイト」と呼ばれる人も存在します。
この「スーパーホワイト」状態の人は、本当に、キャッシングもショッピングも利用したことがない人もいますが、自己破産をして免責が確定している人の申込みも考えられます。(免責確定すれば、完済情報が信用情報機関に登録されます。完済後5年経過すれば、その完済情報も抹消されるので、それ以後、利用がなければ、「スーパーホワイト」の状態になります。)
また、詐欺による申込みなどのリスクも考えられるので、場合によっては警戒されてしまう可能性もあります。
ネット情報の中には、無理にクレジットヒストリーを作ることを推奨する記事もありますが、最近では、各キャッシング会社の本人確認の精度も高く、そこまでする必要はありません。

投稿者プロフィール

ShibataMasaru
ShibataMasaru金融専門記者
自らもかつて貸金業に従事。現在は金融情報専門のライターとして精力的に情報の収集及び当サイトを含め多数のサイトで執筆を担当。

ご質問がありましたらお気軽にどうぞ。コメントもお待ちしております。

(質問の回答にはお時間をいただく場合がございます。)