ソフト闇金がなんだかヤバイ!?

最近、「ソフト闇金」をうったって、法定金利の15~289倍の金利をとって無許可で営業していた闇金業者「アバロン」の責任者ら10人が逮捕されたというニュースがあったことはご存知でしょうか。(2018年11月7日)

「闇金」とは違法の高金利で営業している業者のことですが、中でも、「ソフト闇金」とは、その名の通り、借金の取り立てを厳しく行わないソフトでマイルドな闇金業者のことを指します。

中には債務者の立ち入った人生相談にまで乗ってくれるという、奇特な?業者もあるそうです。

このように、ソフト闇金は、被害が表面化しにくいこともあって、いまどきの闇金の主流になりつつあります。

最近、この「ソフト闇金」がネット上で、なんだかヤバイことなっているのはご存知ですか。

 

ライターから一言
今、ネット上では、ソフト闇金について信じられないような現象が起きています。

 

【ソフト闇金であることを堂々宣言して営業!?】

闇金のような違法業者には、隠れてコソコソ営業するイメージを持っている方も多いと思います。

しかし、驚くことに、いまどきのソフト闇金は、違法業者であることを堂々と宣言して営業している業者が多くあります。

その証拠に、ネットで、「ソフト闇金」と検索すると、かなりの数のソフト闇金のホームページがヒットします。

ホームページのデザインも、下手な中小消費者金融よりも綺麗でクオリティが高く、それどころか、

・スピード対応!
・リピート率ナンバーワン!
・個人情報保護宣言!

など、顧客サービスに優れていることを、かなりアピールした文言が目立ちます。

また、ホームページ内には、

・お客様の声
・Q&A

などのページを設けるまでの徹底ぶりです。

「私たちは優良なソフト闇金です!」

「ソフト闇金なら私たちにお任せください!」

といった表現に至っては、あきれるのを通り越して思わず失笑してしまうほどです。

 

【警察は取り締まらないのか!】

これだけの、ソフト闇金が堂々とネットで営業をかけているのになぜ警察は取り締まらないのかと疑問に思いませんか。

警察も全く取り締まりをしていないわけではありません。

事実、検挙数は減少傾向であるものの、平成29年には、検挙事件135件、検挙人数236件との報告がなされています。

それでも、これだけの数のソフト闇金がネット上ではびこる理由としては、警察は民事不介入なので、基本的には被害届が出なければ、なかなか動いてくれないということがあります。

被害届が提出されれば、警察の捜査が開始されることになりますが、警察の人員も限られているので、実際には、十分な証拠が揃っていて、事件性がないと、被害届を受理してもらえないこともあるようです。

また、借金の取り立てがソフトなので、冒頭で述べたように、被害が表面化しにくいということもあると思われます。

 

【高金利を承知で利用する人達】

ちなみに、ソフト闇金の金利は、主だったところで、

・10日で3割
・7日で2割
・手数料は3,000円

といった、超高金利です。

これだけソフト闇金がはびこるのは、この超高金利であっても、それを承知のうえで利用したいと考えている人が大勢いるということの裏返しでもあります。

2010年6月に完全施行された改正貸金業法では、年収の3分の1を超える貸出しを禁止する「総量規制」が導入されるなど、正規登録の貸金業者の貸出しは、かなり厳しく規制されました。

反面、従来の借入れ先を失った、多重債務者などが、ソフト闇金に流れているとも言われています。

実際、藁にもすがるような思いで借入れ先を探している債務者の中には、冷たくあっさり断る正規登録業者よりも、例え、闇金であろうと、ソフトな対応で、人生相談にも乗ってくれながら融資をしてくれる業者の方が、いいと思っている人もいるようです。

ただし、常識的に考えて、闇金しか利用出来なくなった、多重債務者がまともに返済していけるような金利ではないので、必ずどこかで歪みがきてしまいます。

本来、そこまでの状況になった方は、弁護士、司法書士などに相談するなど、債務整理を検討すべきです。

いくらソフトな対応と言えど、くれぐれも利用はしないようにご注意ください。

投稿者プロフィール

ShibataMasaru
ShibataMasaru金融専門記者
自らもかつて貸金業に従事。現在は金融情報専門のライターとして精力的に情報の収集及び当サイトを含め多数のサイトで執筆を担当。

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