●概要
三井住友銀行は三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)傘下の都市銀行で、いわゆる「メガバンク」と呼ばれる巨大銀行です。
またタレントを起用したテレビCMも放映されているので、カードローンを利用したことがなくてもご存知の方も多いと思います。
銀行カードローンは、一般的に消費者金融などの保証会社の審査を受けることを条件にしていますが、三井住友銀行カードローンの保証会社には、同じSMFG傘下の消費者金融の、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス)がついています。
このため、申込者は、銀行以外にも保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス)の審査を受けることになります。
もちろん、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス)も知名度の高い大手消費者金融なので安心して審査を受けることが出来ます。
【自主規制による健全化】
銀行カードローンは、上限金利の引き下げや過払い金返還請求などで、廃業や事業縮小を余儀なくされた消費者金融に代わる新たな受け皿として、急速に融資残高を伸ばしてきました。
しかし2017年ごろより、その過剰融資が問題視されるようになり、現在は、「即日融資の停止」や「貸出し制限」を設けるなど、自主規制が強化される傾向にあります。
このような銀行カードローンの自主規制は、サービスの低下を招いてしまった面もありますが、キャッシング業界を健全化してゆくためには、一旦はやむを得ないことかもしれません。
●商品性
三井住友銀行カードローンの利率は、年率4.0~14.5%で、契約極度額も最大800万円となっており、かなりの大型融資にも対応可能となっています。
主な特徴は、
②提携のコンビニATMを手数料無料で利用可能
③三井住友銀行に口座があればWEB完結可能
と基本サービスは充実しています。
審査までの流れは、
②審査結果を電話かメールでお知らせ(最短で必要書類提出日の翌営業日)
③口座がある人はキャッシュカードで融資可能
④口座がない人はローン契約機(ACM)もしくは郵送にてローン専用カードを受取
となっています。
ちなみに、銀行カードローンは、「反社会的勢力を排除するため警察庁への照会」を実施しているので、三井住友銀行に限らず、即日融資は停止しています。
このため融資は、最短でも翌営業日になります。
●審査
三井住友銀行カードローンは、承認率(可決率)等は公表していません。
また、2017年度後期より、自主規制によって審査基準も厳しくなっていると思われ、過去のデーターは正直、あてになりません。
このような状況下で、参考にするのであれば、保証会社である、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス)のデーターが良いでしょう。
もちろん、申込者の属性が異なるので単純比較は出来ませんが、近からず遠からず、一応の目安にはなるでしょう。
ちなみにプロミスの承認率(可決率)は以下のようになっています。
2015年3月決算:41.1%
2016年3月決算:43.5%
2017年3月決算:42.9%
2018年3月決算:45.5%
2019年3月決算:45.2%
また、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)でのキャッシング事業は、金利が安い順で以下のようになっています。
①三井住友銀行カードローン
②SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス)
③SMBCモビット
尚、属性の良い顧客が多いのもこの順番と同じと考えてよいでしょう。
もちろん、各社それぞれ特徴がありますが、概ね、キャッシングの申込みはこの順番で行うイメージで間違いはありません。
●専業主婦への貸出しについて
追記(2019年12月15日)
三井住友銀行カードローンはかつて、無収入の専業主婦であっても配偶者に定期的な収入があれば申込みは受付けていましたが、残念ながら現在は無収入の専業主婦の新規受付けは行っていません。
(バイトでもアルバイトでもいいので、定期的に収入が入る状態であれば、申込みは可能)
但し、既にカードを発行している専業主婦のカードまではいまのところ貸出し制限はかけていません。
投稿者プロフィール

- ライター
- 多数のサイトでライターを務める。特に専門分野はないがここ数年は金融情勢に関する取材依頼が多く、金融関係の執筆が多い。
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