キャッシングの申込みをしても残念ながら否決となってしまうこともあります。
実際、大手消費者金融の承認率はおおよそ50%弱なので、半数以上の方は否決(キャンセル含む)になっています。
さらに中小消費者金融になれば、平均の承認率はせいぜい5~6%ほどしかないので、実に、95%ほどの方が否決になっているということになります。
では、一旦、否決となってしまった会社にはもう二度と申込みはしない方がよいのでしょうか。
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【問題が解決していれば可決の可能性は有り】
前回、否決となった理由が、
・当時は総量規制オーバーだったが、総量規制の範囲内まで負債が減った
・当時は無職であったが、現在は就職した
など、ある程度、原因が明確であれば、その問題が解決していれば、再度の申込みで、可決になる可能性はあります。
しかし、問題が解決しても、同じ会社に再度、申込みをするのは、ある程度、期間を空けることをお勧めします。
【否決となったら再申込みは期間を空ける】
申込者の中には、否決となっても、それほど日を空けず、何度も何度も、申込みをする方もいますが、当サイトでは、一旦、否決になった会社には、少なくとも3カ月以上は空けてから申込みすることをお勧めしています。
その理由は以下の3点です。
①審査されずに否決となる可能性が高い
カードローン会社にもよりますが、一旦、否決となった案件は、その後、数カ月間は、同一人物から申込みがあっても、そのまま審査をせず、否決としている会社は多くあります。
カードローン会社には、日々、多くの申込みがあるので、このように効率化を図ることがあります。
少なくとも、前回申込みから数カ月間は経過していないと、何度審査しても結果は同じだと考えられるからです。
②いわゆる「申込みブラック」という状態になる可能性がある
「申込みブラック」とは、カードローン会社が、短期間にあまりに多くの申込みをしているような方を、審査で敬遠する状態のことを指します。
カードローン会社がキャッシング審査を行う際は、指定信用情報機関を利用した返済能力調査を実施しています。
その際、金融機関が指定信用情報機関へ照会をした履歴は6ヶ月間記録に残ることになっています。
このため審査を行うカードローン会社は、申込者が、何年何月何日に、キャッシングの申込みをしていたのかを過去6ヶ月分は把握できるようになっています。
例え、同じ会社でも、短期間に何度も申込みを繰り返せば、信用情報上で、申込みをした履歴がどんどん増えることになるので、益々、借入れがしにくくなってしまう状況になりかねません。
③資金繰りが厳しい印象を与える
一旦、否決となったのに、何度も申込みをするのは、相当、お金に困っている、切羽詰まった印象を与えてしまいます。
そのような印象を持たれたら審査はまず通過しないでしょう。
【結論】
一旦、否決となっても、問題が解決していれば、次回の申込みで審査に通過する可能性は十分ありますが、前回申込みから3カ月ほどは、期間を空けて申込みをした方が、より可決の可能性は高まります。
ダメ元で何度も申込みをするのは控えた方が無難です。
①問題が解決しているか
②前回申込みから少なくとも3カ月以上は期間を空ける
になります。
投稿者プロフィール

- 金融専門記者
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自らもかつて貸金業に従事。その経験を活かして現在は金融情報専門のライターとして精力的に活動中。幅広い人脈を活用した情報取集力には定評がある。
当サイトを含め多数のサイトで執筆を担当。
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