2017年12月21日の各種報道で、新生銀行が、銀行カードローン「レイク」の新規融資を2018年3月末で取りやめると発表しました。
4月以降は、子会社で、若年層をターゲットにした新たな消費者金融事業を開始するとのことです。
※追記(2018年4月より新たな消費者金融ブランド「レイクALSA」がスタートしました)
新生銀行の工藤英之社長によると、今回のレイクの銀行カードローン事業からの撤退は、「世の中の議論を踏まえた対応」とのことで、近年、過剰融資への批判が高まっていることに対応したのは明らかです。
また工藤社長は、
「レイクは消費者金融ブランドとして確立されており、銀行客にとっては馴染みが薄く抵抗感があった」
「顧客層の拡大という目的は達成できなかった」
とも述べています。
新たな消費者金融事業には、人工知能(AI)などを活用するとのことで、「レイク」のブランド名を使うかどうかはまだ未定とのことです。
また、レイク以外の消費者ローンは、カードローンの「新生銀行スマートカードローンプラス」や、子会社の消費者金融「ノーローン」がありますが、こちらは今後も継続して続けるとのことです。
世間の流れを察知し、早い段階で銀行カードローン事業に見切りをつけて消費者金融事業に軸足を移すのは、流石といったところです。
銀行カードローンへの批判に対しては、各行、今のところ自主規制で対応していますが、
など、自主規制を強化したことに反比例で、サービス内容は低下の一途を辿っています。
むしろ現在は、消費者金融事業の方がサービスを向上して勝負しやすくなっているのかもしれません。
※追記(2018年4月より新たな消費者金融ブランド「レイクALSA」がスタートしました)
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