知人から、「消費者金融を利用していると住宅ローンが組めなくなる」という話を聞きました。 実際はどうなんでしょうか?
審査に関することなので、断定は出来ませんが、住宅ローンと消費者金融に関しては、以下のようなことが定説とされています。
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①消費者金融を利用している状態で住宅ローンを組むことは厳しい。
消費者金融に限らず、いわゆる「カードローン」や「キャッシング」を利用中の場合は、住宅ローンの審査は厳しいと言われています。
住宅ローンの審査を受けるのであれば、解約しておくことをおすすめします。②過去に消費者金融を利用していても、現在、解約していれば問題ない。
消費者金融の利用履歴が信用情報から完全に抹消されるのは、解約してから5年間かかります。
しかし、5年以内でも解約していれば、そこまで問題視されないようです。③解約していても取引中に遅れがあった場合は住宅ローンを組むことは厳しい。
解約していてもカードローンの取引中に、頻繁に返済遅延が発生していた場合は、住宅ローンの審査は厳しくなると言われています。
④信用情報に「異動」情報が掲載されていたら住宅ローンを組むことは厳しい。
信用情報機関のCICでは、入金予定日より61日以上または3カ月以上入金がなければ、「異動」という情報が発生します。
この情報は、契約終了してから5年間は残ったままなので、その間は住宅ローンの審査は厳しくなると言われています。⑤自己破産後、10年間は住宅ローンを組むことは厳しい。
信用情報機関の全国銀行個人信用情報センター(KSC)では、自己破産などの官報情報は、10年間登録されることになっています。(JICCやCICは5年間です。)
このため、自己破産後10年間は住宅ローンの審査は厳しくなると言われています。もちろん、審査基準は、申込みをする金融機関によっても違うので、一概には言えませんが、一般論としては、このような認識で問題ないと思われます。
ライターから一言カードローンを利用していても取引中に返済遅延がなく、解約していれば、特に問題なく審査が通過したという話はよく聞きます。
カードローンの利用中は、くれぐれも遅延のないようにご注意下さい。
投稿者プロフィール
- 編集者・ライター
- 主にサイトの編集を担当するが、記事の執筆も行う。某銀行に勤務していたが脱サラ。金融関連の出版社との馴染みが深く、金融業界の知識も豊富。
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