「ブラックリスト」というものに掲載されると、どこからもお金を借りることが出来なくなるって本当ですか。
キャッシング審査で言うところの「ブラックリスト」とは、指定信用情報機関に延滞情報などの「事故情報」が掲載されていることを指します。
(「ブラックリスト」という名の名簿が存在するわけではありません。)現在、キャッシング審査では、指定信用情報機関を利用した返済能力調査が必ず実施されるので、他社での返済状況は細かく把握されることになります。
この調査で「事故情報」が掲載されていれば、審査は通過しにくくなるということです。ライターから一言要するに 「ブラックリスト」っていうのは、指定信用情報機関にネガティブな情報が掲載されることの「通称」ですね。
ちなみに(株)日本信用情報機構(JICC)では「事故情報」は異動情報と参考情報に分類され、主だったものとしては以下のようなものがあります。
●異動情報(返済の延滞状況を表す。)
・「延滞」
・「延滞解消」
・「元金延滞」
・「利息延滞」●参考情報(法的手続き等の事由が発生したことを表す。)
・「債権回収」
・「債務整理」
・「破産申立」
・「特定調停」
・「民事再生」この中で、最も審査が通過しにくいのは、「延滞」と「債権回収」です。
これらの情報が掲載されると、審査が比較的甘いと言われている中小業者であっても、まず可決にはなりません。
また延滞が解消しても、その後約1年間は、「延滞解消」という情報が、指定信用情報機関に掲載されることになるので要注意です。
しかし、逆にそれ以外の事故情報であれば、審査は通過する可能性もあります。
最近では、過去に債務整理や自己破産をしていても、現在の支払い能力が問題なければ融資対象としている会社も多くあるからです。あと当サイトの以下の記事をチェックしておけば、「ブラックリスト」に関しての知識はバッチリでしょう。
・【JICC情報を徹底解説(その②「事故情報」について)】
・【延滞情報はいつまで残りますか?】投稿者プロフィール
- 編集者・ライター
- 主にサイトの編集を担当するが、記事の執筆も行う。某銀行に勤務していたが脱サラ。金融関連の出版社との馴染みが深く、金融業界の知識も豊富。
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